ノロウイルスとは、冬季に食中毒や性急性胃腸炎を起こす代表的なウイルス。ノロウイルスは小型球形ウイルスと呼ばれていたが、2002年8月の国際ウイルス学会にて正式に「ノロウイルス」と命名された。
一般的には、生ガキなど二枚貝による食あたりなどの症状を起こす事で知られているが、保菌者が調理した食事を食べたり、患者の便、嘔吐した物を処理した際にも感染する。
感染のほとんどが、経口感染である。ノロウイルスは食品中では増殖せず、人の腸管のみで増殖する特徴を持つ。
ノロウイルスの感染経路は殆どが経口感染です。厚生省が発表したノロウイルスに関するQ&Aでは、ノロウイルスの感染方法は、次のように説明されています。
(1)汚染された貝類、又は生の貝類を十分に加熱調理しないで食べた場合
(2)食品取扱者(食品の製造に携わる人、飲食店で調理を行なう人、家庭で調理を行なう人)が感染しており、その人を介して汚染した食品を食べた場合
(3)患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や嘔ぶつから人の手を介して二次感染した場合
(4)家庭や共同生活施設など人同士の接触する機会が多い場所で、咳などから飛沫して人から人へ感染する場合
(5)ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合
ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛です。発熱も伴う事もありますが、軽度です。
ノロウイルスの持続期間は、数時間から数日。大抵の場合、1日~2日で回復します。後遺症はありません。
ノロウイルスは感染しても発症しない場合があります。また、軽い風邪のような症状の場合もあります。
現在(2006年12月)ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。その為、治療方法は、対症療法となります。
体力の弱い乳幼児や高齢者は脱水症状を引き起こすこともありますので、水分と栄養を十分に摂る必要があります。
ノロウイルスによって下痢の症状が出ますが、下痢止め剤などは病気の回復を遅らせる事がありますので使用しない事が望ましいと言われています。